「踊る」から降板させた判断は…

映画『踊る大捜査線 N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!』(9月18日公開)のスピンオフドラマからの降板についても触れておきます。クランクイン直前にフジテレビ側から降板を求めたとされる対応も、選択ミスだったと思います。佐藤さんは映画本編にはすでに出演を終えていましたが、Xで「映画本編も、僕のところは全てカットしてほしい。(中略)僕は心から、もうフジとは関わりたくないです。」と発信(その後、映画のカットについて前言撤回)。同シリーズの本広克行監督が佐藤さんをフォローする発信をし、「スピンオフの制作再開!」と、フジの決定を超えてポストするなど、事態はいまだ動いていますが……。

俳優の尊厳を守るなら、局から降板を言い渡すのではなく、佐藤さんご自身の答えを待つべきでした。佐藤さんも橋本さんも、間違いなく素晴らしい俳優です。その大事な大事な俳優たちに、フジテレビが傷をつけてはいけないのです。

2019年10月15日、フランス・カンヌで開催された「MIPCOM」で上映された時代劇『帰郷』のフォトコールに臨む、日本の俳優・脚本家・映画監督の佐藤二朗氏
写真=AFP/時事通信フォト
2019年10月15日、フランス・カンヌで開催された「MIPCOM」で上映された時代劇『帰郷』のフォトコールに臨む、日本の俳優・脚本家・映画監督の佐藤二朗氏