転職面接で生成AIについて聞かれた場合、どのように回答したらいいのか。キャリアカウンセラーの中谷充宏さんは「今はまだ過渡期なので、積極的に活用すべきだというポジティブな企業、面接官も、ネガティブな企業、面接官もいる。このため、相手がネガ側であってもポジ側であっても納得できるようなわかりやすい説明が求められる」という――。(第2回/全3回)

※本稿は、中谷充宏『《AI対応版》20代~30代前半のための転職「面接」受かる答え方』(秀和システム新社)の一部を再編集したものです。

面接で机を挟んで向かい合う2人のビジネスパーソン
写真=iStock.com/mapo
※写真はイメージです

AI、なぜ使ったのですか?

転職活動でAIを使いましたか? なぜ使ったのですか?
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トレンドを押さえて意見を
肯定だけでなく納得できる説明も

採用選考シーンでAIを活用する企業が増えている中、応募者側が対策としてAIを使ってはいけないという理屈は通りません(たとえば論文作成のようにAI活用に制約があるなら別ですが、それなら求人情報にその旨を表記してあるはずです)。

とはいえ、今はまだ過渡期ですし、こうした論文作成時の制約のように、AI活用についてネガティブな企業、面接官も一定数は存在するでしょう。

その逆で、積極的に活用すべきだとポジティブな企業、面接官も存在します。

求人情報等でネガ側かポジ側か読み取れれば合わせた回答が無難ですが、わからないことも多い。

したがって、ネガ側でも納得できるようなわかりやすい説明が求められます。

例:30歳男性、大卒。経理の経験が長い。最新トレンドは苦手。
×NG!
「自分では言葉が浮かばないので友人に相談したらAIを勧められて。AIが考えた文章は素晴らしくてそのまま使えるので重宝しています」

↑単にAI活用のきっかけと使った感想を述べているだけになっています。

○OK!
「自分では気づかない視点からのアドバイスもあり、面接でより良い話ができるなら活用した方が良いとの判断で今回使ってみました。私の勤務先はアナログなやり方も随分残っていて、こうしたテクノロジーを活用するシーンが乏しいところでしたが、経理がAIによって代替される職業にも選ばれるようになって、非常に危機感を覚えるようになりました。

そこで勤務先とは別で、自分なりにAIを触ってみるうちに、その便利さというか、すごさを実感することになりました。AIがあらゆる分野、領域に浸透していくのは時間の問題で、こういうのは疎い、使えない、では済まされなくなると私は思います」

↑現職で活用していなくても自分で試行するのは「あり」ですし、自分の体験から一般論に展開すると説得力が増します。