心臓病や脳卒中のリスクが高まる

高リン血症になると、骨からカルシウムが流れ出て骨粗鬆症こつそしょうしょうを招く。骨ではないところに、カルシウムがくっつきやすくなるのも問題だ。この現象が血管で発生すれば、動脈硬化が起こって心臓病や脳卒中のリスクが高まってしまう。

リンを摂り過ぎて、腎臓の調子が悪くなると、全身が大きなトラブルに見舞われるわけだ。こうした体のメカニズムから、必要以上にリンを摂取し続けると、寿命が短くなるという考え方もされている。

ある実験では、リンを排出しにくい遺伝子を持つマウスは、スムーズに排出できる遺伝子を持つマウスと比べて、早く老化して寿命も短いという結果になった。