段階を追って顔立ちが変化する

もし、冒頭の中学生がハンバーガーを噛みきれない状態を放置した場合、どのような影響が及ぶかを見ていきましょう。

第1段階:骨格(顎の成長・歯並び)の異変

顎の骨は筋肉(咀嚼筋)からの適切な機械的刺激を受けて、成長を促されます。しかし前歯を使わない、あるいは正しく噛めない状態が続くと、顎の骨は「成長する必要がない」と判断し、成長を止めてしまいます。

これまでの複数の研究結果(※)を踏まえると、前歯の接触不足によって、上の顎の成長量が本来より20%小さくなる可能性があること、下顎も正常な状態より5mm程度小さくなり、後ろに位置することがわかっています。