同じスキルでも、働く場所で収入は大きく変わる
例えば、プログラミングはいまや、どの国でも共通して需要の高いスキルとなっています。しかし、同じプログラミングスキルを持っていても、どのマーケットで働くかによって得られるリターン(給与)は大きく異なります。
アメリカのシリコンバレーでは、テクノロジー業界で働くエンジニアの初任給が3,000万円を超えることもあるとお伝えしましたが、日本国内では、同じスキルを持っていても、その給与はアメリカと比べてかなり低くなるのが現実です。これにより、どの市場で働くかが、キャリアの選択肢や収入に直結することがわかります。
実際、PythonやJavaScriptを使いこなす万能型のエンジニアでも、日本では年収500~800万円が一般的です。対して、アメリカ西海岸の大手テック企業では、同等のスキルで基本給+株式報酬込みで年収3,000~4,000万円が提示されることもあります。スキル自体は同じでも、市場が変われば「付加価値の評価額」が大きく変わるのです。
日本国内の選択肢は「限界」を迎えている
現在の日本では、賃金の伸び悩みや物価の上昇が問題となっています。例えば、東京で生活するには月々30万円以上の生活費が必要となる場合が多いですが、それに見合った賃金を得るのは簡単ではありません。特に、若い世代が安定した職を得るには、高度なスキルや国際的な経験が求められる時代になっています。
東京23区での一人暮らしの平均家賃は、ワンルームで約8~10万円ほどです。ここに光熱費、通信費、食費などを加えると、月々の生活費は15~20万円程度になります。日本の初任給の平均(約21万円)では、貯蓄や自己投資に回す余裕はほとんどありません。

