「大切な場所を汚したまま去りたくない」

日本人の清掃文化は今大会に始まった話ではない。2022年のカタール大会でも日本代表は試合後にロッカールームを整然と片付けて退出し、FIFAが公式アカウントでその写真を紹介したと、UAE英字日刊紙のガルフ・ニュースは振り返る。

当時、ハリーファ国際スタジアムのロッカールームを日本代表が後にすると、ゴミは見当たらなかった。残されたのは、きちんと寄せ集められた水のボトルと、丁寧に畳まれたタオルのみ。11羽の折り鶴と、「ありがとう」と記された日本語のメッセージがそっと添えられ、大会への感謝を物語っていた。

スタジアムの清掃を率先して続けてきたある男性は、CNNの取材に応じ、子ども時代は学校の掃除時間が「毎分毎秒が嫌だった」ほど苦手だったと振り返る。