日本の終身雇用が抱える問題点

元いた会社の人間関係を当てにして生きていくという昭和の日本人らしい考え方は、もはや過去のものなのです。そうなると、定年で退職すると華々しかった人間関係が一気に終わり、会社の切れ目が人との切れ目になってしまうのです。

なぜ昭和の会社OBたちが退職してまで職場に押しかけてきたのか、そして、それがないと人間関係がなくなってしまうのか、その理由のひとつは、日本に終身雇用制度が生きていたからでしょう。最近では、大会社が1万人規模の首切りをすることも珍しくなくなり、日本の終身雇用制度も崩れようとしています。

けれども、終身雇用があることで会社への忠誠心が生まれ、仕事のクオリティが保たれるわけですから決して悪い制度だとは私は思っていません。終身雇用が少なくなってきてから、明らかに日本の景気は悪くなっているということもあります。