これからの動画配信と映画の関係

グレッグ氏は「もちろん今後もハリウッドは最高のプロダクションハウスではある。いまも多くのプロダクションがLA(ロサンゼルス)に存在しているのだから」と言うが、あくまでハリウッドはハリウッドとして一つの特色を出せるスタジオとして扱っている。

脚本やその世界を再現していくにあたって【What the best for the show, we should be the support to the content(そのショー、コンテンツにとってベストなものは何か。そしてその選択を支持する)】というのがNetflixのスタンスなのだ。

ラウンドテーブルの様子。
画像提供=Netflix
ラウンドテーブルの様子。

中立ポジションの世界的SVOD(定額制動画配信)プラットフォームにとっては、コロナ以降に強まっていった「映画興行<動画配信」という傾向は、本音でいえば追い風なはずだ。だがそれは決してポジティブなばかりではない。創り手が優れたコンテンツをつくりつづけられるかどうかという創作環境を改善していくためには、ある意味、映画側と手をとりあって支援もしていかなければならない、という懸念も残されているように私は感じた。