エアコンを買い替えるかどうかの判断基準

では、今年中にエアコンを買い替えたほうがよいのでしょうか。買い換えを検討したほうがいいのは、以下の人です。

1.「次にエアコンを買い替えるときも、20万〜30万円のハイエンドモデルではなく、10万円前後の安い機種が良い」と考えている人
2.今使っているエアコンがすでに製造から10〜13年以上経過している人

「うちは安い機種で十分」という方は、安いモデルが手に入りやすく、かつ駆け込み需要で品薄になる前に、なるべく早く購入するのがベストです。

また、内閣府の調査によると、エアコンの平均買い替え年数は「13.4年」で、その理由の7割が「故障」です。また、メーカーは製造終了から9〜10年間しか部品を保有していません。つまり、10年を超えて使用しているエアコンはいつ壊れてもおかしくなく、壊れても直せない可能性が高いのです。

逆に、エアコンを急いで買い替えなくてもよい人は、次に該当する方です。

1.次に買い替えるときも、省エネ性能が最も高いハイエンドモデルを買うと決めている人
2.今使っているエアコンがまだ新しく、何の問題もなく動いている人

ハイエンドモデルは、現時点でもすでにトップクラスの省エネ性能を持っているため、2027年基準になっても大きな影響を受けません。高機能モデルを求めている人や、エアコンがまだ新しい人は、慌てて買い替える必要はないでしょう。

エアコンのチェック
写真=iStock.com/bee32
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ナフサ不足の影響がエアコンにも波及

もしエアコンを買い替えるなら、早く動いたほうがよいです。現在はエアコン2027年問題の駆け込み需要に加え、ナフサ不足によるプラスチックや部品不足が起こっています。エアコンの配管カバーや室外機を乗せる架台の不足から、エアコン工事が通常よりも遅れがちだそうです。

のんびりしていると、エアコン工事が真夏のピークに間に合わず、暑い時期にエアコンを使用できないという惨事になりかねません。買い替えるなら早めに行動するのがおすすめです。

エアコンを買い替える際には、「適用畳数」をよく確認してください。例えば、「8〜12畳用」という表記のエアコンがあったとき、「うちのリビングは10畳だから、このエアコンで大丈夫だ」と選ぶのは間違いです。

この「8〜12畳」という表記は、「8畳から12畳の部屋で使えます」という意味ではありません。前の数字(8畳)は、木造平屋建てなど気密性・断熱性が低い家で使用する際の目安、後ろの数字(12畳)は、鉄筋コンクリートのマンションなど気密性が高い家で使用する際の目安です。

つまり、木造一軒家の10畳のリビングで使用する場合、このエアコンではパワー不足です。部屋に見合わない小さなエアコンを使うと、エアコン内のコンプレッサーが常にフル稼働し、電気代が高くなってしまいます。お住まいの家の構造に合わせて、余裕を持った能力の機種を選びましょう。