エアコンの使用方法と照明の「熱」に要注意

エアコンは部屋を冷やすまでに多くの電気代を消費し、一度部屋が冷えた後は、少ない電力で室温をキープできます。短時間の買い物や子どもの送り迎えなど、30分以内の外出であれば、電源を消さず「つけっぱなし」にしておいた方が、帰宅後に電源を入れて室内を冷やすよりも電気代が安く済みます。

また、冷たい空気は下に溜まる性質があります。エアコンに扇風機やサーキュレーターを併用し、室内の空気を循環させることで、エアコンの設定温度を上げても快適に過ごせるでしょう。

それから、照明も多くの電気代を使用しやすい家電です。特に夏は照明が発する「熱」にも気を配りましょう。

昔ながらの白熱電球や蛍光灯は、光を放つと同時に、かなりの熱を発生させています。エアコンで部屋を冷やそうとしているのに、照明が部屋を温めていては元も子もありません。

おすすめは、家中の照明を「LED照明」に切り替えることです。LEDは消費電力が非常に少なくて電気代が安く抑えられるだけでなく、白熱電球や蛍光灯と比べて発熱量が少ないという特徴があります。照明をLEDに変えるだけで、部屋自体の温度上昇を抑えることができるため、エアコンの負担を減らして節電効果を生み出してくれます。

LEDは寿命が非常に長いので、まだ家の中に蛍光灯や白熱電球が残っている方は、この夏に交換を検討してみてください。

白熱電球からLED電球に変える
写真=iStock.com/Virojt Changyencham
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「エアコン2027年問題」の影響

最近「エアコン2027年問題」という言葉を耳にする機会が増えています。2027年4月から、エアコンの省エネ基準が改正されるのに際し、エアコンが全体的に値上がりするだろうと言われています。

日本の家電の省エネ基準には「トップランナー方式」というルールが採用されています。これは、「現在発売されている製品の中で、最も省エネ性能が優れているもの(ハイエンドモデル)」を基準(100)とし、メーカーが年度ごとに出荷する製品全体で基準値を満たすことを求める制度です。

2027年に省エネ基準が引き上げられる際、メーカー全体の省エネ性能の「底上げ」が求められることになります。これにより、エントリーモデルやスタンダードモデルなど機能がシンプルで価格の安い機種が、新しい省エネ基準をクリアするために、より高性能・高価格になったり、市場に出回らなくなったりする可能性があるのです。