DVを生成AIの問題にズラす
今回の阿部事件では、児童相談所に通報した長女を非難する声まで上がった。生成AIに相談して、親から暴力を受けたら児童相談所に通報できることを長女が知った、という話をとらえて、「安易に生成AIなんか使うから父親が逮捕されてしまった」と話をずらすような動きもあった。
「これでは、虐待されて通報しようとする子どもの口をつぐませる結果にならないか。社会が子どもを守るどころか、社会が子どもを攻撃している」と飛田氏は言う。「有名人や人気のある人が間違ったことをした時に、被害を訴えた人を根拠なく攻撃したり、その問題がなかったことにしてしまう。ジャニー喜多川児童性加害問題で、それはいけないと私たちは学んだはずなのに」
実際、メディアと業界の関係を見ると、似たような構図が存在していないか。ジャニーズ問題では、ジャニーズ事務所とメディアが利益共同体と化し、その結果、喜多川氏が性加害をしているという疑惑はずっとあったのにもかかわらず、「メディアの沈黙」が続いたと批判された。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能

