好きな女子の前で“論破”してフラれる

地方で農場経営をしている地主貴族リョーヴィンは、社交が苦手でした。力仕事や熊狩りならお手の物なのに、社交界に出ると「おかに上がった魚」と言われるくらい何もできません。

いくら牛の繁殖が得意でも男性貴族から一目置かれることはなく、筋肉があっても美男子でなければ女性貴族にも相手にされないからです。

日没時に牧草地を歩くビジネスマン
写真=iStock.com/gremlin
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そんなこんなで恋愛と無縁のまま30歳を過ぎてしまったリョーヴィンにも、ひそかに心惹かれている女子がいました。親友の妻の妹であるキティです。女性全般を見下しているリョーヴィンでしたが、キティだけは特別でした。