口座が空になるまで何度もATMへ

「支払いは、びっくりするほどちゃんとしているんですよ。僕の場合は、被害金の2割でした。最初1割と言われたんですが、交渉したら2割にしてもらえた。そしたらちゃんと2割払ってくれるんです」

わずか2カ月の間に出し子や運びで4000万円の被害を出した20代の男が嬉々として話す。

ここで、詐欺の世界の専門用語について、確認しておく。「受け子」は被害者から現金やキャッシュカードなどを受け取りに行く末端の犯人。「出し子」は、だまし取られたキャッシュカードを使ってATMなどから出金する。「かけ子」は騙す電話をかける。