崩壊しつつある「シベリアの力2」の夢

カタール衛星放送局のアルジャジーラが伝えるところでは、ロシア大統領府報道官のドミトリー・ペスコフ氏はロシアのメディアに対し、建設の「明確なスケジュール」はまだ白紙であると認めた。

習氏は、石油・ガスなど資源面での連携を両国関係の「バラスト石(安定の基礎)」とすべきだと述べたものの、「シベリアの力2」の名前については、ついに最後まで一度も口にすることはなかったという。

市場の落胆は、ガスプロム以外にも広がった。ウクラインスカ・プラウダは、ロシア最大のパイプメーカーであるTMKの株価が6%下げたと報じている。同社はパイプライン向けの管材を供給する見込みで、投資家からは「シベリアの力2」計画の恩恵を大きく受けると期待されていた。