当時の有り金「300万円」を投資へ

資産形成を意識した背景には、結婚式の費用があった。式に費やした金額はごく一般的な金額だったが、これによって結婚前に貯めていた小和田さんのお金はほとんど底を尽きた。その後、2018年に小和田さんは転職。このとき得た前職の退職金250万円ほどと、結婚式費用のために「瀕死」となった個人貯蓄50万円程度を合わせ、300万円を投資の種銭にした。

“手堅い性格”を自負する小和田さんは当初、国内の安定した個別株を買い続けた。しかし日々激しく上下する評価額にやきもきする。下落率が買った当初の10%になれば損切りをするなどのルールを決めて運用したが、この方法は自分に合っていないと判断した。

書籍や投資関連のブログを読み、見聞を広げていくうち、オールカントリーのようなインデックス投資によってさらに可能性が広がることを知る。YouTubeや旧Twitter(X)などにも情報はほとんどなく、“オルカン”なんて言葉もそこまで浸透していない時だ。結果、資産は順調に増え、2年後の2020年には300万円ほどの元本に対して資産が450万円弱と健闘した。