それでも売らなかった理由
もちろん私も、それらの理由から、タマホームはいずれ減配となる可能性は高いと予想はしていました。それではなぜ、減配となる前にタマホームを売らなかったのか、そして減配となっても(さらなる減配の可能性もあるのに)まだ持ち続けているのか?
それは、私がタマホームを買った理由は「配当金目的」ではなく、「株主優待目的」だったからです。
実は、タマホームは優待銘柄でもあり、100株保有で年間2000円相当(3年以上保有で4000円相当)の株主限定特製クオカードが受け取れます。それはタマホームCMのタレント・スポーツ選手などがデザインされた(2025年5月期はロゴのみ)非売品のオリジナル商品で、毎回異なるデザインを楽しみにする株主は少なくありません。
そんな株主優待目当てに、私は10年程前にタマホームを買ったのでした。ちなみに、当時のタマホームの配当金は15円で、配当利回りは2%台半ばだったと記憶しています。
ですので、当時のタマホームは決して高配当株ではなく、私は配当金(配当利回り)についてはさほど気にはしていませんでした。
それがちょうど私が購入したあたりから、タマホームは急激な増収増益モードとなり、そんな絶好調な業績とともに配当金もグングン増え続け、結果として、高配当株となったのでした。
もっとも、株主優待目当てで買った私としては、それは「棚ボタ」に過ぎません。ですので、今回の減配にも、狼狽えて売ることなく、心乱れることなく、冷静に見守っているのです。
もし、株主優待が廃止となったら?
というわけで、今回の減配には「動かず」の私ではありますが、もし、株主優待が廃止となれば、もしくは廃止が濃厚と判断すれば、私は迷わずタマホームを売ることでしょう。
なぜなら、前述のとおり、私はタマホームを「株主優待目的」で買ったからです。ちなみに、業績の悪化は、(減配のみならず)株主優待廃止の大きな要因でもあります。
業績が悪化すれば、それは企業にとって、株主優待にかかるコストを負担するだけの余裕がなくなるからです。ですので、今回の(減配に踏み切るくらいの)業績悪化は、優待の廃止にもつながりかねない状況なのでした。
しかし、私の判断としては、業績悪化で「減配はした」が「優待廃止はしなかった」ことを、よほどのことがない限り、これからも優待は続けるというメッセージだと捉えました。ある意味、配当金を犠牲にして、株主優待を残したと解釈したわけで、すなわち今回の減配は、優待続行のサインとして、むしろ好意的に捉えたのでした(※)。
※これはあくまでも私の判断で、今回の減配を、優待廃止のサインと捉える人も少なくない(投資は自己判断でお願いします)
また、タマホームの株主優待は長年続いており、前述のとおり、オリジナルデザインのクオカードは根強い人気を誇っていること、そして優待利回りは(3年以上保有でも)1%程度と、さほど大きな負担ではないであろうことも、大きな安心材料として捉えております。
よって、株主優待目的の私にとっては、今回の減配で、より継続保有を決心させたわけです。
