読者の野次馬的な好奇心が刺激される
一方、さらに問題なのは、発信源が明確化されていない情報サイト(いわゆる「まとめサイト」)の存在です。
これらのサイトの問題点は、閲覧数を稼ぐことに重きが置かれていること。閲覧数が増えれば、運営者に対して支払われるお金が増える仕組みになっているため、情報の信憑性ではなく、「いかにして記事へと誘導するか」に主眼が置かれていることが少なくないのです。
「閲覧数が稼げるなら“炎上”も厭わない」と考える運営者が存在する可能性もないとはいえず、そのため情報の確実性よりも「いかに目立つか」が重視されがち。
しかも、恥ずかしながら僕にも惑わされた経験があるのですが、そういった真偽不明の記事は、読者の野次馬的な好奇心を刺激したりするのです。
たとえば、まとめサイトに「いま世間を騒がせているAという事件には、Bという人物が関与しているらしい」と書かれていて、そこに興味を持ったとしたら、無意識のうちにBのことを検索していたりする。
すると、Cという知られざる事件のことが書かれていたので、今度はCを検索してみる……というように、必要以上に時間を浪費してしまうわけです。そんなこと、自分の人生とはなんの関係もないのに(ここ、すごく重要)。
時間を使う割に得るものは少ない
そもそももとの話題に信憑性がないのですから、それは単なる時間の無駄。毎日、次々と積み上がっていく仕事に追われているにもかかわらず、そんなことに大切な時間を取られていたのでは、なんの意味もありません。
それに、“なんとなく、チェックしておかないといけないように思える”、そういった情報は、仮にチェックしなかったとしても、デメリットなどまったくないものだったりします。
見なければ見ないで快適な日常を送れるし、むしろそういう余計な情報(のようなもの)を極力排除したほうが、有効に時間を使うことができるともいえるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、毎朝チェックしているニュースサイトやまとめサイトの数を意識的に減らすこと。
「(それらのサイト内に貼られている)リンクを踏んでみたら、そっちのサイトもおもしろかった」というようなことが往々にしてあるため、閲覧(しなくてはいけないと思ってしまいがちな)サイトの数はすぐに増えていってしまうものです。
しかも、それらの多くは内容が重複しているのですから(加えて先に触れたとおり、まとめサイトの場合は、必要以上に政治的に偏っているものも見受けられます)、不要なものを削っていくべきなのです。
かくいう僕も以前、ひどいときには10種類以上の大手ニュースサイトと、5、6種のまとめサイトを毎朝チェックしていました。
しかし、時間を使う割に得るものが少ないなと気づき、意識的に見るものを減らしたので、いまでは前者は3種程度、後者は2種程度になっています。
単純計算で半分にしたわけですが、それでもまだまだ多いと思っているため、今後はさらに減っていくかもしれません(そうしたい)。しかし、だからといって情報が足りないと感じることもなく、むしろ必要な情報だけを選別できるようになりました。

