問題は「お酒」ではなく「つまみ」にアリ
やはり、糖質の少ないアルコール類は血糖値の面から見ると優秀で、飲酒するなら焼酎などの蒸留酒や糖質オフの飲料をチョイスすべきでしょう。
ただし、シメまでがっつりコースでは、4種類のどのお酒を飲んでも血糖値は上がっています。しかも、糖質オフのお酒であろうとなかろうと、上昇度も大差はありません(図表2)。
ここからわかるのは、お酒の種類よりも、お酒と一緒にどんなつまみをとるかのほうが、血糖値に大きな影響を与えている、ということです。
フライドポテトやコーンバター、シメのラーメンなど、カロリーも糖質も脂質も高い食品をとれば、何を飲んでも一緒だということです。当たり前といえば当たり前ですが、「焼酎やハイボールしか飲まないから、大丈夫」と、こってりとした食品をたくさん食べれば、血糖値から見たら意味はないのです。つまみもしっかり吟味したいものです。
間食にいいと勧められるナッツ類の健康効果
ビールやウイスキーのつまみ、間食として人気のナッツ類。食物繊維が豊富なことから、巷では「ナッツダイエット」に励む人もいるそうです。
アーモンドやクルミなどのナッツ類は腹持ちがよいので間食を抑えられ、また食物繊維が豊富なため、便通がよくなることでダイエットによい効果を発揮すると人気です。
たとえば、クルミ(薄皮部分)にはポリフェノールが豊富で抗酸化作用が期待できますし、アーモンドには不飽和脂肪酸であるオレイン酸、リノール酸、ビタミンE、食物繊維、各種ミネラルなどを含み、栄養満点な食材です。
不飽和脂肪酸は固まりにくく、体内では液状になり血液の流れをスムーズにします。コレステロール値の安定、LDL(悪玉)コレステロールの軽減、血圧を下げて血栓や動脈硬化を防ぐ効果などが期待できます。
また、アーモンドは100gあたり約30㎎のビタミンEが含まれ、ビタミンEの含有量が多い食品の中でもトップクラスです。活性酸素の生成を抑えて体の酸化(老化)を防ぎ、細胞や血管を活性化します。
こちらも動脈硬化などの生活習慣病の予防・改善や、アンチエイジング効果、また血流の循環をスムーズにすることから、肩こりや冷え性など、さまざまな面で期待を集めています。
カシューナッツにはビタミンKや亜鉛、鉄、マグネシウムなども豊富です。摂取する際はどれか一種類に限らず、いろいろなナッツが入っているミックスナッツで食べれば、よりバランスのよい栄養がとれるでしょう。
ナッツ類ではありませんが、ヒマワリの種も人気です。不飽和脂肪酸のリノール酸を多く含み、抗酸化成分のビタミンE、貧血を予防する鉄、糖質の代謝に関わるビタミンB群などのビタミンもあります。



