社会の欠陥を国民が補修している

さて、国家と国民の関係性は、どのように捉えるのが適切だろうか。

ある人は支配―被支配の関係を見るかもしれないし、また他の人は国民こそが主であるべきという関係性を見て取るかもしれない。

しかし、両者の関係は、互恵的に見える交換により成立していると見なせる。国民は法に従う(服従する)代わりに、国家はインフラや福祉を提供し保護を受けるという交換だ。互いに利益を得ているからこそ、この関係性は強固になる。