SNSとの相性も良い

この構文は、メディアとの相性が非常に良い。テレビでは音のリズム、SNSでは字面の反復性が強調される。理解されなくても成立する。むしろ、理解されすぎると構文の魔力は失われる。聞き手が意味を追えば追うほど、「あれ、なんか変だぞ」と気づいてしまう。そのとき構文は構文として崩れる。

しかし、まったく意味がないわけでもない。そこがややこしい。言葉の中には、「変化」「挑戦」「覚悟」「一致団結」など、誰もが共感しそうなキーワードが必ず仕込まれている。

つまり、誰もが自分の物語に引き寄せられるように設計されている。構文の核心は、語り手の意図ではなく、聞き手の想像力にゆだねられている。