芸人ではなく「密室芸人」

たけしとさんまは、漫才と落語の違いがあるとは言え、ともに吉本と浅草の舞台から出発した芸人だ。

タモリの場合は、それとはまったく違う。ジャズピアニストの山下洋輔、漫画家の赤塚不二夫らのグループに偶然見いだされ、福岡から上京。素人として東京・新宿のスナックで限られた人数を前に夜な夜なオリジナルの怪しいネタを披露していた。

赤塚不二夫などの伝手でテレビに出るようになったタモリは、そのスナックで披露していた芸でカルト的な人気を得る。そこから付いた異名が「密室芸人」というものだった。