今夜からできる5つの対策

いびきをかく方は、日常生活で次のことを心がけてください。

肥満の人は減量する

肥満を解消するだけでも、いびきは軽くなります。肥満でなくても首回りの太い方は、顎から首にかけてリンパを流すマッサージを毎日してみてください。

横向きに寝る

仰向けに寝ると重力のせいで舌が下がり、気道が塞がりやすくなります。横向きで寝れば気道は塞がりません。抱き枕を使うと、横向きに寝やすくなります。

寝酒はやめる

お酒は喉の筋肉をゆるめ、上気道を塞ぎやすくするので、寝る直前の飲酒はやめましょう。

寝室の湿度を保つ

いびきをかくと口呼吸になり、喉が乾燥し、埃が侵入すると炎症の原因になります。炎症で気道が狭くなり、さらにいびきをかくという悪循環が生じます。冬は加湿器を使うなど、寝室が乾燥しすぎないように気をつけてください。

枕を見直す

理想的な枕の高さは、視線が真上よりも少し斜め下(足側)を向く程度です。枕の高さが合わないと、喉の脂肪で上気道が圧迫されることがあります。首が浮かないように、枕の下の縁が肩に当たる位置で使いましょう。

OK→視線は少し斜め下。首が浮かない、枕の下の縁が肩に当たる位置。

NG→喉の部分にシワ。頭が下がり喉の部分が伸びている。

市販の対策グッズの効果は疑問

いびきをかいているときは鼻の通りが悪く、口呼吸になっています。つまり、鼻づまりを解消することが、いびき治療の大前提です。

口を開かないようにする「口閉じテープ」や、鼻腔を拡げて鼻通りをスッキリさせる「鼻腔拡張テープ」などが市販されていますが、医学的な効果は疑問です。

いびきに効く点鼻薬も薬局で売られています。ですが、注意してください。「血管収縮剤」が入った点鼻薬は、長期間使っていると副作用で鼻の粘膜が腫れて、逆に鼻が詰まってしまう副作用があるので、医師は推奨していません。

いびきが気になる方は、ご自分の鼻の中がどうなっているのか、まずは耳鼻咽喉科で調べてもらいましょう。

クリニックでは、鼻づまりを取るアレルギー性鼻炎の内服薬が処方されます。それを寝る前に飲むのは効果的です。ジェネリック薬品にすれば、毎日100円前後ですみます。ただし、最大投与日数が決められているので、月に1回はクリニックに行く必要があります。

炭酸ガスレーザーで鼻の詰まりを取る日帰り手術もあります。保険が適用され、両鼻で1万5000円前後。3回ぐらいの通院で終了し、私のクリニックでは最低3年間は効果が持続します。