積み重ねが前頭葉を刺激し老化をゆるやかに

パソコンを使えば漢字の変換候補もすぐわかるうえ、文の修正、段落の入れ替えもカンタンです。その気軽さゆえに、「書くこと」への心理的ハードルやストレスもグンと下がります。

和田秀樹『これだけでいい!老けない!ボケない!和田式「アウトプット健康法」』(祥伝社)
和田秀樹『これだけでいい!老けない!ボケない!和田式「アウトプット健康法」』(祥伝社)

脳にとって重要なのは「完璧さ」ではなく「継続」。

老化の原理は単純です。使わない機能は衰え、使い続ける機能は保たれる。歩かなければ足腰が弱るように、指を使わなければ器用さは失われていきます。つまり、続けられるメソッドこそが脳を守るのです。

高齢期になると、細かい作業を避けがちになります。料理をしなくなる、字を書かなくなる。その結果、指先の刺激が減ってしまう。

その点、パソコンは、思考と指先を同時に使う道具です。文章を書くことは、脳のトレーニングであり、キーボードを打つことは指の体操にもなります。

毎日少しでもいい。メールを送る。日記を書く。SNSにポストする。その積み重ねが前頭葉を刺激し、老化をゆるやかにするのです。

とにかく、パソコンでの文字書きを習慣化してみる。これを強くお勧めします。

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