変化の乏しい京都市の状況とは大きな違い

こうした東京23区の大きな出生率の変化は、他の大都市と比較するとはっきりしている。

図表2には参考に京都市の各区の出生率の状況とその変化を図表1と同じ基準で作成した。

【図表】京都市各区の合計特殊出生率:20年間ほんど変化なしの地域構造
筆者作成

京都市の2000年の状況を見ると、もともとの伝統的な京都市街、いわゆる洛中を構成する上京区、中京区、下京区とそれと鴨川をはさんで隣接する花街や神社仏閣の多い東山区で出生率が低く、それより南の住宅地を多く抱える山科区、伏見区をはじめとする南部地域で高い出生率の地域が広がっていた。そして、北部地域は両者の中間的な性格だった。