顧客第一を実現する新しい販売形式

しかし、当然それだけでは限界があります。そこで活用されるのが「金融商品仲介業者」です。仲介業者を通じて自社の商品を販売してもらえば、確かに手数料の一部を支払う必要はありますが、実質的には、その手数料が営業担当者の“給料”に相当します。

鈴木雅光『銀行の本店はなぜ仰々しいのか?』(幻冬舎新書)
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結果として、インターネット証券会社は営業社員を直接雇わずに、営業機能を外部に持たせているのと同じ仕組みになるのです。また、証券会社の営業担当者は、あくまでも自分が社員として所属している証券会社で扱っている金融商品しか販売できませんが、金融商品仲介業者の場合、複数の証券会社と代理店契約を結ぶことができます。

したがって、より幅広い選択肢のなかから、自分のお客さんに適した金融商品を買ってもらうことができます。もっとも証券会社の側からすれば、その金融商品仲介業者が必ず、自分のところで扱っている金融商品を販売してくれるとは限らないので、そこはいささか、もやもやしてしまうところではないかと推察します。

ノートの上に置かれた吹き出し型の付箋には「投資」他の付箋も、株式、金、債券、外貨預金、仮想通貨、不動産と投資に関係のある言葉が並ぶ
写真=iStock.com/78image
※写真はイメージです
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