「売って終わり」ではなく「売ってからが始まり」

2.顧客の期待を超える「特別な体験」を提供する

顧客は、期待通りのサービスには満足しますが、リピーターになるには「期待以上の感動」が必要です。

事例:アフターフォローの充実

オンデーズでは、購入後に度がうまく合わなかったレンズの交換や度数調整やフレームの歪み直しを、常に笑顔で快く、無料で対応するように心がけています。また、購入した時期がデータベースに記録され「もうすぐ購入から1年になりますが、視力にお変わりないですか?」といったメッセージを、お客様が忘れかけた頃に送るといった個別のコミュニケーションも効果的です。これにより、お客様は「自分のことを気にかけてくれている」と感じ、ブランドヘの信頼がより強固なものになります。

〈ポイント〉
商品購入後こそ、真の顧客満足を測るフェーズです。「売って終わり」ではなく、「売ってからがすべての始まり」という意識で、期待を超える手厚いアフターフォローを設計することが、長期的な関係構築につながります。

顧客の承認欲求を満たし、応援してもらう

3.「常連客」を特別な存在として優遇する仕組み
田中修治『社長がつまずくすべての疑問に答える本』(KADOKAWA)
田中修治『社長がつまずくすべての疑問に答える本』(KADOKAWA)

「常連のお客様が優遇されていると感じられる」仕組みは、リピーターを特別な存在として認識し、ブランドヘの帰属意識を高めます。

・事例:ランク制度や限定特典

購入回数や購入金額に応じて会員ランクを設け、ランクが上がるごとに割引率を上げたり、新作をいち早く購入できる権利を与えたりすることは一般的です。さらに一歩進んで、特定の高ランク会員だけが参加できる限定イベントを開催したり、特別なプレゼントを贈ったりすることで、常連客は「自分は特別だ」と感じ、ブランドヘの忠誠心が高まります。

〈ポイント〉
この仕組みは、単なる割引ではなく、顧客の「承認欲求」を満たすことが重要です。常連客を「特別な存在」として扱い、彼らがブランドを応援し続けたくなるような仕組みを整えることで、自然とリピーターが増えていきます。
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