精神疾患のリスクがわかってしまう
一部のがんが遺伝することは知られていたが、その詳細はわからなかった。そこで、がんに罹患した患者と、そうでないひとを集めてゲノムを解析し、がんが発症しやすいゲノムのパターンを調べる研究が始まった。
これがポリジェニックスコアで、どの遺伝子の変異ががんを引き起こすかはわからないとしても、そのスコアが高いと発症リスクが高まるため、病気の予防に役立つ。親族にがん患者がいても、自分のスコアが低ければ過度に心配する必要はない。身体的・心理的に負荷の大きな検査は、ポリジェニックスコアのリスクが高いひとにだけ実施すればよくなるだろう。
ここまでは多くのひとが「科学の進歩」を受け入れると思うが、議論を招くのは、GWASのこの効果が特定の疾患だけでなく、ひとのすべての領域に適用できることだ。
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