サッカーも真夏8日間で6試合

2024年、高校サッカーのインターハイは7月27日に始まり、8月3日に決勝戦が行われた。決勝に進出した鹿児島の神村学園と埼玉の昌平は8日間で6試合も戦っている。サッカーはハーフタイムの10分以外は、つねにグラウンド上を走り回るスポーツだが、その危険性について、識者がとやかくいっているなどということは、少なくとも私は聞いたことがない。

里崎智也『令和プロ野球ぶっちゃけ話②』(清談社Publico)
里崎智也『令和プロ野球ぶっちゃけ話②』(清談社Publico)

もし熱中症や痙攣の心配をするのであれば、五回裏終了時に設けられているクーリングタイムを見直すべきだ。

足が攣った、具合が悪くなったといわれるのは、クーリングタイムが終了してからの六回以降に多く発生しているとも聞く。

何度も述べているが、甲子園球場のベンチ裏が涼しい一方、短い時間ながらもそこにとどまり、一気に冷えた体を灼熱のグラウンドに身を投じれば、なんらかの異変が起きてもおかしくない。

それだったら、監督や部長なりの大人の指導者がクーリングタイム中の過ごし方についてもっと勉強し、選手たちに対策を講じさせるほうがよっぽどいいと考えている。

一方で、私が提案したような7イニング制の大会をつくって一度、実施してみるのはアリなんじゃないかと考えている。

そのうえで、全国の都道府県でどのくらいの数の学校が参加の意思を表明するのかを把握してみるのもいいだろうし、ひょっとしたら、3分の1くらいは「ぜひ参加したい」と挙手してくれるかもしれない。

そのうえ、甲子園球場はプロ野球の阪神のホームでもあるから、長期にわたっては無理でも、1週間程度であれば、たとえシーズン中であっても、調整可能なんじゃないかと思える。

高野連も、外野の一般の声など気にせずに、「現場の声」を第一に考えてしてほしい。大切なのは野球をやったことがない一般の人たちの声ではない。プレーする選手たちなのだ。

今後も慎重に議論を重ねるだろうが、そのことだけは忘れないでほしいというのが私の願いである。

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