これでもう服装決めに悩まない

「朝5分」で装いが決まるワードローブ。この仕組みができると、朝、クローゼットの前で立ち尽くすことがなくなります。

「今日はどれにしよう」と悩むのではなく、天候や気分に合わせて選ぶことができれば、結果的に5分以内で装いが決まるようになるでしょう。

「迷いがない」ということは、朝からエネルギーを消耗することなく、仕事やほかのことにエネルギーを費やせるということでもあります。

その日の自分に安心感を与え、「大丈夫!」と背中を押してくれるワードローブをつくることが、何よりも大切です。

ところで、なかには「前日のうちに翌日着る服を決める」という方も、いらっしゃるでしょう。

しかし、私はあまりおすすめしていません。

なぜなら、前日のうちに決めたところで、翌朝の気分、天候次第で「着たい服」が変わることもあるからです。

何より、服は自分に自信を与え、その日の気分を上げてくれるもの。

もし、その日の気分にそぐわない服を着てしまえば、「服のエネルギー」を借りることもかないません。

だからこそ必要なのが、少数精鋭のワードローブです。

「どんな組み合わせでも決まる10着」があれば、前もって決めておかなくても、心地よい一日を迎えることができるのです。

服を着ているビジネスマン
写真=iStock.com/monzenmachi
※写真はイメージです

「雰囲気美人」になれる服とは

ここまで、「ベーシックを中心に10着を揃える」というワードローブの基本についてお伝えしてきました。

しかし、「ベーシックばかりで揃えると、無難になってしまうのでは?」と思う方もいるでしょう。実際、ベーシックは「可もなく不可もない装い」になりやすいという側面も持っています。

「オーソドキシー(正統性)&オーセンティシティ(真正性)」を兼ね備えた雰囲気美人になれるかどうかは、その「着こなし」次第なのです。

ここで大切なことが、「上質」「洗練」「華やかさ」を一貫させるということ。

何げなく揃えた、ブラックのパンツスーツにコットンシャツ。一見きちんとしているスタイルのようで、まったく印象に残らないということも少なくありません。

以前、女性ファッション誌で毎月スタイリストをしていた頃に、編集長が言っていた言葉があります。

「高評価をもらえるなら、それに越したことはない。けれど、たとえ低評価でも、読者の印象に残るならまだまし。よくないのは、まったく印象に残らず、存在すらなかったことにされること」