結局「自己投資」は自己満足

ただし、「自己投資と言えば何でもOK」というわけではありません。資格試験だとしたら「本当にその勉強が自分の将来に役立ちそうなのか」は常に考える必要があると思います。

また中には、その向学心や情熱を利用してお金を巻き上げようとするビジネスも存在しますから、「今、自分がお金を払おうとしているものは、相場に照らし合わせて適切か」についても考える必要があるでしょう。

私自身も少し前、とある検定に合格しました。別にその検定の資格がなくても、たぶん仕事には影響しません。

でも私としては、社会人として必要なことを改めて勉強することができて、人として成長したと感じています。

さらに私自身は学ぶこと、その学びが認められることが好きなので、試験とは相性がいいんですよね。

結局「自己投資」というのは、言ってしまえば自己満足するためのもの。そこを満たすことができれば、他人が何と言っても気にしなくていいんです!

勉強のためにカフェで読書をする男性
写真=iStock.com/mapo
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金額よりも大切な判断基準

こういった「ほかの人にとってはムダだけど、自分にとってはムダじゃない」出費はまだまだたくさんあります。

要はその出費に、「お金を使う意義があると感じているのか」に尽きるんです。使う意義がなければどれだけ安い出費でも悪い散財ですし、使う意義があればどれだけ高い出費でも良い散財です。

もちろん、どれだけ「使う意義がある」と感じているのかは、その人が置かれた局面でも変わります。

ですから、ときどき、「これまで『使う意義はある』と思っていたけれど、惰性になっていないだろうか」といったことを確認しつつ、いつまでも良い散財さんであり続けてほしいと思います。