経験した人にしかわからない痛み

そもそも、なぜこれほどまでに私たちは尿管結石を恐れるのでしょうか。それは、この病気がもたらす痛みが、人間の想像力を絶するレベルだからです。

経験したことがない方には想像しにくいかもしれませんが、その痛みは、ある日突然、脇腹から背中にかけて鋭利な刃物で抉られるような、あるいは内臓を雑巾のようにギリギリと絞り上げられるような感覚で襲ってきます。七転八倒し、脂汗を流して床をのたうち回る。痛み止めが効かず、血尿を伴うことも珍しくありません。

救急車で運ばれる患者さんの多くが、人生で初めて本気で「死」を意識するといいます。