グローバルという視点

大学入学後、留学や海外の大学院進学など海外を意識しているなら、留学制度の充実度、キャンパス内の留学生比率、海外大学とのダブルディグリー(学位取得)制度の有無、英語で提供される授業科目の数などは必ずチェックしてください。

海外で働きたい、交流したいという意識が強いなら、それを実現できそうな大学を選ぶことで在学中から準備を始めることができます。

たとえば、千葉県の幕張にある神田外語大学は外国人の講師の数が全国トップレベルです。それら講師陣が海外に関するさまざまな最新事情を知っているため、グローバル関連の就職や進学に有利と話す塾関係者は多いです。

とりわけ大使館への就職も多いことはよく耳にします。

また英語以外に、タイ語、スペイン語などの言語を学ぶことができます。首都圏の大学では貴重な存在と言えるでしょう。ここまで贅沢な環境ですが難易度は中堅に位置します。

ちなみに、塾関係者の間では、外国語系で注目の大学として明治学院大学、獨協大学とともに神田外語大学が「外国語系私立大学・新御三家」として語られることもあります。このような大学に進学できれば、卒業後に海外大学院を考える場合、アドバンテージになるはずです。

また、必ずしも海外に行く予定がなくとも、国内にいながら多様なバックグラウンドを持つ学生と切磋琢磨できる環境は、自分の視野を広げてくれるはずです。

これも塾関係者への取材で得た情報ですが、グローバル分野に強い大学はたいてい、学生寮や、外国人と会話できるコモンスペースやサークルが充実しています。「自分が成長できる環境を選択する」を大学選びの視点に加えてみるのはいかがでしょうか。

西田浩史『総合型選抜は何を評価するのか いますぐ知っておきたい新しい大学入試のリアル』(かんき出版)
西田浩史『総合型選抜は何を評価するのか いますぐ知っておきたい新しい大学入試のリアル』(かんき出版)

なお、大学進学の選択肢として海外の大学に目を向ける高校生も増えてきました。

くわしくは書籍内で述べていますが、英語圏を中心に日本の高校から直接海外大学へ進学する例も珍しくありません。海外の大学は、日本にはない最先端の教育環境やグローバルな人脈を提供してくれる反面、言語の壁や高額な学費といった課題もあります。

学費の面で難しいなら、英語圏ではありませんが、欧米より安価な台湾や韓国などアジアの先進国の大学への留学もおすすめです。治安もよく、日本人の受け入れも慣れている国々です。

いずれにせよ、国内の大学で学びつつ大学院から海外に挑戦するなど、自分に合った形でグローバルな経験を積む道を検討する方法もありますから、このような選択肢があることを頭に入れておくのもいいでしょう。

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