日本国内にも存在する血液型分布の謎
じつは、日本という1つの国のなかでも、血液型分布には明確な地理的パターンがあるのです。A型は九州や中国地方、山陰地方などの西日本で高い割合を示します。
B型は東北地方や中部地方など、東日本でやや高めの傾向があり、西日本では比較的少なめです。O型は全国的にほぼ均等に分布していますが、千葉や静岡、神奈川など、太平洋側で比較的多い傾向が見られます。
この日本国内の分布パターンは、世界的な「北にはA型、南にはO型、東にはB型が多い」という大きな傾向とは少し異なっています。
この違いの背景には、おそらくさまざまなルーツをもつ民族集団が、はるか昔に日本各地へと渡来し、定住したことが関係していると考えられています。
縄文時代から弥生時代にかけての大陸からの人の移動、さらにはその後の歴史的な人口の動きなど、長い歴史のなかで、現在の日本人の血液型にも豊かな多様性が生まれたといえるでしょう。


