何かを深く考え続けると近寄りがたい人に
ですから、朝が気持ちよく迎えられないのは、感情系、記憶系が活性化しすぎて、思考系の働きが止まらなかったためで、その部分のコンディショニングが必要なのです。
また、このオンとオフの切り替えがうまくいかないと、人間関係がギクシャクすることがあります。
以前、机に向かって難しいことを長い時間考えていたあとに、友人と待ち合わせしたときのことです。
とても険しい顔をしていたようで、
「そんな恐い顔をして、何かあったの?」
と、まるではれものに触るように話しかけられたことがありました。何かを深く考え続けていると、自然と笑わない人、そして、近寄りがたい人になっていきます。
つまり、それ以前にしていた脳の使い方に影響されて、脳の切り替えができていないことが、表情に出てしまうわけです。
このようなときは、「自分で自分に笑いかける時間をつくる」ことで切り替えが可能です。笑うことも立派な脳コンディショニングなのです。
脳は使うだけでなく、休ませるのが重要
脳を休めることは重要です。たとえば、思いっきり歯を食いしばってみてください。何秒続きますか? おそらく、5秒くらいで徐々に力が弱くなっていくでしょう。これは、口を動かす運動系脳番地が疲れることで生じるものなのです。ですから、少し休めば、再びしっかり噛めるようになります。
プロのアスリートが激しいトレーニングのあとにストレッチやマッサージをしているように、脳のコンディショニングは運動後の整理体操のようなものだと考えています。筋肉と同じで、脳も使うばかりではよくありません。要はメリハリが大切です。
筋肉や関節は、多くの人が積極的に休めたほうがいいという意識をもっていますが、脳に対してはあまり意識していない人が多いのが現状です。
筋肉と同じで、脳も使うばかりではよくありません。要はメリハリが大切です。よいパフォーマンスを発揮するために、使ったら十分休めることにフォーカスしてください。
1日の仕事のなかで、集中度合いが高いほど脳(特に思考系)を強く使うので、理想としてはその都度、脳を休めることができれば、より良好な状態を維持できます。

