核シェルターの役割もある「世界一深い駅」
キーウの地下鉄は世界で一番深い場所を走っていることで有名です。キーウの地下鉄もモスクワ同様に旧ソ連感がビシビシと伝わってくるデザインで、構内はまるで芸術作品のようです。ちなみにキーウ地下鉄はVISAやMasterなどのクレジットカードのタッチ決済で乗車が可能です。切符を買う必要もないので非常に楽です。
世界一地下深い駅として有名なアーセナルナ駅に行きました。地上から105m以上の深さに駅があります。ちなみに日本で一番深い場所にある地下鉄の駅は東京メトロの六本木駅で、その2倍以上深い場所にアーセナルナ駅があります。
キーウ地下鉄の車両は相当年季が入った古い車両で、モーター音が爆音の旧式車両が多く走っていました。車体はウクライナの国旗のカラーで統一されていました。
利用者は多く、大変混雑しています。またこの深さを利用してあらゆる駅が核シェルターや避難所の役割を果たしており、この戦争を機にさらに避難所としての機能を充実させているようです。もちろん世界一深い駅なので世界最長のエスカレーターの乗車時間はホームまで5分ほどかかります。
報道されている「紛争地」はどこへ?
街にはトラムも走っています。トラムもクレカのタッチ決済で乗れます。戦時中の国だとは思えないくらい全てが日常通りに見えます。ニュースでは爆撃されたマンションや政府施設、焼けこげた戦車などが映像に出てきましたが、街歩きをする中では1回も見かけなかったので、すでに撤去されて修復されたのか、たまたま見つけられなかったのか……。
動画内では観光地や教会巡りなどもして紹介しているのですが、長くなるので割愛しますが、当時のリアルなキーウ市内を忖度なく記録していますのでよかったら動画をご覧ください。
キーウ滞在最終日の夜に状況は一変しました。深夜に突然、大きな音で空襲警報が鳴り響きました。人生で初めて聞く空襲警報です。ホテルの部屋の窓から外を見上げると闇夜にオレンジ色に光りながら飛ぶミサイルらしきものを視認できました。その飛翔物は複数飛んでおり、対空砲で撃ち落とすためなのか、サーチライトの照明が空を照らしています。

