配車タクシーアプリもクレカも使える

そして明朝5時すぎにキーウ中央バスセンターに到着しました。無事にモルドバから陸路でウクライナの首都キーウへ入れました。バスを降りた瞬間、動画では言えませんでしたがすごく高揚感を得たのを覚えています。本当に戦争中のキーウに無事に到着できたんだ、という安堵と同時にメディアというフィルターを通さずに現状を見られる喜び、好奇心で溢れていました。

モルドバから陸路でキーウ中央バスセンターに到着後、Uberで市内中心部にあるホテルへ移動します。このような戦時中でもウクライナではUberやBoltなどの配車タクシーアプリが問題なく機能しています。

ホテルはホリデイ・インを予約しました。Uberもホリデイ・インも全て西側諸国資本の企業ですが、欧米や日本と同じように全て利用することができます。もちろんクレジットカードも全て問題なく使えます。早朝のチェックインでしたがホテルのスタッフがとても親切ですぐに部屋を用意してくれました。気温は0℃以下で非常に寒いですが暖房も電気も問題なく機能していました。

「普段と変わらない」が国民を安心させる

長時間のバス移動で疲れたので少し休んでから街に出てみます。ホテルの横が先進的で大きなスーパーマーケットだったので様子を見に行きました。お客も多く賑わっています。戦時下のモスクワと同様にキーウのスーパーも品揃えは非常に豊富で焼きたてのパンやヨーグルト、チーズ、ハム、新鮮な魚や肉、野菜などが大量に並べられており、戦争で疲弊し物資不足などということは全く感じませんでした。

豊富な食料が整然と並ぶキーウ市内のスーパーマーケット
豊富な食料が整然と並ぶキーウ市内のスーパーマーケット(出所=『世界史の食べ歩き方』)

ロシアでは制限されていた西側ブランドの商品も充実しており、コカコーラやレッドブル、各種お酒なども通常通り揃えられています。ウクライナもロシア同様に食料自給率が非常に高い国で、小麦や野菜、酪農などは世界有数の生産規模を誇ります。戦争状態であっても国民にしっかり食料を提供できる力がある国の強みです。

またロシアでは消滅したマクドナルドやKFCなども通常通りウクライナでは営業しており、動画を見た視聴者さんからの意見によると「戦争中でも他国と同じようにお店を営業し日常生活に支障がない姿を見せ続けることは、戦争当時国の戦略的な役目であり、国民を安心させる意図がある」というご意見をいただきました。なるほどなと思いました。