もともと立憲と公明の政策の違いは小さかった

「目指す社会像」の前に、今回の基本政策の合意について述べておきたい。

昨年までの政治状況、つまり「自民、公明党の連立政権」「立憲、日本維新の会、国民民主党など野党陣営」の構図では、与野党のそれぞれの内部で各党の政策の溝があった。

与党側は、経済は成長重視、安全保障ではタカ派的(表現が古い)志向の自民党に対し、公明党は生活重視でハト派志向が強い。ただ、政権という接着剤があったが故に「公明党は黙っていても自民党についていく」と評され、両党の政策の違いはさほど考慮されなかった。