現在の年収は内緒ですが、会社のお金を含め、自分で自由に用途を決められるお金は一般的なプロ野球選手の年収を超えています。ですが、フェラーリに乗ったり六本木ヒルズに住むことに興味はありません。タワーマンションに住んではいますが、会社の近くにあって通勤に時間がかからないからという理由で住んでいるだけです。

僕がお金を贅沢に使うのは、会社の買収くらいでしょうか。興味のある事業があれば会社ごと購入。最初は門外漢がオーナーになるので現場も混乱しますが、一生懸命勉強して何とか立て直して、必ずエグジットさせます。もちろんエグジットすれば利益が出ますが、儲けることよりも事業を再生させることのほうが楽しい。ほとんど趣味のようなものです。

金融商品への投資も積極的に行っています。実業をやっていると、「汗水たらして働くことが尊いこと」という価値観に染まりがちです。しかし、投資して1000万円が3日で3000万円になったりすると、美しいだけの価値観も吹き飛んでしまう。もちろん投資ゲームだけに染まるのも間違い。両方の世界を知ることで資本主義の本質が見えてくるのではないでしょうか。

アズグループホールディングス会長 松田 元
1984年生まれ。高校入学も3日で中退、酒屋などでアルバイトをしながら、16歳で大検取得。米国カリフォルニア州マウンテンビューに留学。18歳で早稲田大学商学部へ入学。在学中より学生ベンチャーを創業。22歳でアズを創業。フリーターや挫折経験のある人を積極採用し、即戦力へと変える人材育成を行う。現在、関連会社14社のファウンダーも務める。
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(構成・文=村上 敬 撮影=相澤 正)