なぜ東京には「目黒」「目白」があるのか

彼らがこうした「見えない力」を信じるのには、歴史的な裏付けがある。日本で最も長く続いた長期政権、すなわち徳川幕府の成功事例だ。

富裕層たちの会話では、しばしば「江戸の都市計画」が話題に上る。実は、現在の東京(江戸)という都市自体が、巨大な風水都市として設計されていることは、知る人ぞ知る事実だ。

「徳川家康が江戸に幕府を開いた後、3代将軍・徳川家光とそのブレーンであった天海僧正は、江戸城(現在の皇居)を霊的に守護するために、徹底的な『結界』を張り巡らせた。家光は天海の助言を受け、江戸城を中心として、その周囲を五行説に基づいた『色』を持つ不動明王で固めた。それが『五色不動ごしきふどう』である」