老若男女だれにでも使える高等技術
Aは普通のパターン。Bになると、相手も「上背」に反応し、「185センチあるんですよ」などと返してきますから、コミュニケーションがしやすくなります。
Cは、ただ身長が高いというだけでなく、そこから醸し出す雰囲気までほめていますので、相手はさらに気分を良くして対話に臨んでくれるはずです。
相手の見た目をほめる表現
●「颯爽とされていますね」
●「きょうのお召し物、よくお似合いですね」
●「やはりどこかオーラを感じます」
●「笑顔がとても素敵ですね。皆さんからそう言われませんか?」
相手が女性の場合、見た目を直接ほめると、セクハラと受け取られたりすることもあります。ただ、例に挙げた表現であれば、老若男女を問わず無難に使えます。
カジュアルなもの言いが許される関係であれば、「その服、似合うね」「ネイル、きれいな色だね」などでもOKです。
決めのひと言
「○○が素敵ですね」
ルッキズムに抵触しない程度に、雰囲気な服装、備品などをほめる
語彙を増やして「ほめ上手」に
相手の気分を乗せ、コミュニケーションを円滑に進めるには、話の内容や仕事ぶり、そしてキャリアや見識をほめることがポイントです。
「私は○○だと思うんです」
A「そうですか」
B「確かに、おっしゃるとおりですね」
C「経験に裏打ちされた、深い見方ですね」
単に相槌を打つだけでなく、また相手の話に迎合するだけでなく、「読みが深いですね」「説得力のあるお話です」「数字に強いですね」といった言葉をつけ加えたいものです。
相手の話をほめる表現
●「何でも本当によくご存じですね」
●「さすが早耳ですね(さすが情報ツウと言われる○○さんですね)」
●「発想が豊かですね」
●「意志が強いですね(努力家なんですね、芯が強いですね)
相手の動作をほめる表現
●「物腰がやわらかい方ですね」
●「本当に聞き上手な方ですね」
●「思いやりがある方ですね(人の痛みがわかる方ですね)」
●「仕事が早いですね(行動力がありますね、エネルギッシュですね)」
相手の見識をほめる表現
●「たくさんの引き出しをお持ちですね」
●「意外な一面をお持ちなんですね」
●「やはり経験が違いますね(やはり目のつけどころが違いますね)」
●「それはやはり、○○さんの人徳やキャリアによるものだと思います」
決めのひと言
「説得力がありますね」
「見識の深さ」や「説明能力」を評価する

