「もう無理だ」絶望の末に

井後さんが26歳、息子が4歳になったある日のことだ。家に借金の取り立ての電話がかかってきた。

「どうも夫は、ギャンブルに使うお金を借りてはまたギャンブルで溶かして……みたいなことを繰り返していて、借金が膨れ上がってしまったようです」

この頃の夫は、数カ月帰ってこないこともザラ。借金取りの電話は頻繁にあり、家の郵便受けに、借金返済を求める手紙を入れられるようになった。