4年間続けた「後継者研修」の中身

――社長の交代に向けてどのような準備をしてきたのでしょうか。

【藤田】この4年間、後継者を育てるために続けたのが「社長研修」です。その上で重要だったのが、これまで自分が感覚的に行ってきた経営の勘所を、言語化して体系的に伝えることでした。そこで取り入れたのが、経営者の「決断」を追体験するプログラムです。具体的には、サイバーエージェントにおける過去の重要なターニングポイントでの決断を疑似体験するような研修を行ってきました。

例えば、「スマートフォンが登場したとき」に、どのような経営判断を行ったか。当時の市場の動向や競合他社の状況、社内のリソースなどを再現し、候補者に私と全く同じ状況に立ってもらう。