患者家族が看護師に暴言、軽い暴力も…

しかしながら、退職した看護師らの一部については、それらのハラスメント行為が退職の主たる原因と認めるに足りないとし、また、残りの看護師の退職についても、「本件病院の在り方も大きく影響しているものと考えられる」として、患者家族の言動と病院閉鎖の因果関係を否定し、請求が棄却されました。

長崎地裁としては、患者家族による複数のハラスメント行為を認めたものの、必ずしも看護師の退職の主たる原因とは言えないとしました。

また、仮に看護師の退職に影響を与えていたとしても、患者家族の言動が問題になって以降に、病院が職場環境の悪化に対して適切な対応を行わなかったことも看護師の退職に影響しているとしました。それらの事情もあって、患者家族の言動と病院閉鎖の因果関係を否定したのでしょう。