その薬、飲む時間が間違っているかも。効果を最大化する「時間治療」を知っていますか。

時間治療の考え方と密接な3つの「クロノタイプ」

「時間治療」という言葉をご存じでしょうか。これは、私たちの身体に備わっている「生体リズム(バイオロジカルリズム)」の仕組みを治療に取り入れた考え方です。

1950年代に入ると、生体リズムを取り入れた「時間医学」の研究が盛んに行われるようになり、それが体系化されて「時間生物学」という学問が確立しました。これは病気の治療にも取り入れられ、血中の薬物濃度や薬による有害作用と投与時刻の影響を研究する「時間薬理学」に発展しました。

こうした研究をベースに疾患における一日のリズムの特徴から、患者一人ひとりに対して最も効果のある、そして安全なタイミングを狙って薬を投与するのが「時間治療」です。