「すぐできそう」が現代人を忙しくさせている

ひとつは、それなりに達成できてしまうからです。たとえ少し面倒に感じても、目の前にある作業が「すぐに終わりそうだな」「ゴールが見えているな」と思ったとき、人は自然と手を伸ばしてしまいます。

いざ取り組み始めるとそれなりに作業に熱中できるし、やっていることに意味があるとも感じます。やっている途中は「楽しい」と思えることさえあるでしょう。ところが振り返ってみると、「楽しかったけれど、大した意味はなかったかも」「別にやらなくても困らなかったな」という感想に変わることも少なくありません。

もうひとつは、人は、目の前にあるものに対して、それをやることに対して得られる成果がどれくらいなのかを考えずに手をつけてしまう習性があるからです。これは人だけでなく、ほとんどの生物に見られる特徴でもあります。