高市トレードの復活で注目される銘柄
日本初の女性首相が誕生しました。公明党が自民党との連立から離脱したことで、高市早苗首相の誕生は危ぶまれましたが、事態は一転、日本維新の会との連立により、高市首相が誕生しました。
公明党の離脱を受けて、株式市場では高市トレードの巻き返しが起こっていましたが、再び高市首相の政策に注目が集まり、株価にも影響を及ぼすでしょう。
目下、高市首相の主な政策スタンスである「国防・国土強靭化」「経済安全保障(とくに半導体や通信事業)」「サイバーセキュリティ」「宇宙開発」などに関連する銘柄が注目されており、一部の銘柄はすでに株価が上昇していますが、出遅れている銘柄もあります。そんな銘柄をピックアップしてみたいと思います。
本稿では、私自身が現在保有している銘柄から、そのような「高市銘柄」をいくつか紹介します。いずれの銘柄も、私は高市首相誕生以前から保有しており、「高市銘柄」を意識して購入したわけではありません。
長期でじっくり保有するべく、「将来的な成長性」「配当金や株主優待」「割安であること」などを重視して購入した結果、それがたまたま、今話題となっている、有望な「高市銘柄」であるということです。
その意味では、イメージだけに踊らされずに、長期保有を前提にしっかり吟味した(その分、少し地味ではありますが)「高市銘柄」と言えるでしょう。
それゆえに、「高市銘柄」のど真ん中である(大いに人気を集めている)三菱重工やIHIなどに比べれば、まだまだ割安な(出遅れている)銘柄も多いかと思いますので、これからの皆様の銘柄選びの参考になれば幸いです。
重要な政策テーマ「国土強靭化」に注目
まずは、準大手ゼネコンで、海上土木(マリコン)で首位の五洋建設です。高市氏の重要な政策テーマである国土強靭化(インフラ整備)において、土木に強く、災害復旧の受注が多いのはもちろんのこと、海上土木分野での圧倒的なポジションは、唯一無二の存在として大いに期待できるでしょう。
同社は国内だけでなく、海外の大型案件も実績豊富で(シンガポールをはじめ、香港やマレーシアなど約10カ所に拠点を持ち、海外売上比率は高い)、円安局面においては、収益面でのプラスが期待できます。
また、2026年3月期は大幅な増配予定(1株あたり24円→34円)であり、株主還元の姿勢は大いに好感がもてます。
一方で株価はこの1年間で約2倍になるも、そのPER(約14倍)、PBR(2倍)ですから、そこまで過剰な過熱感・割高感はありません。

