商品を売るだけでは不十分
では、面談において通常の営業と、キーエンス流の営業がどう違うのかを疑似体験してみましょう。
あなたは、最新のコピー機(プリンターやファクスの機能も備えた複合機)を販売する営業パーソンです。ある会社の部長から「最近コピー機の調子が悪いので買い替えを考えている」という情報を聞き出し、面談に臨んでいます。このとき、「商品を売る」ことを目的にしていると、こんな流れになります。
営業「実際に採用(ご使用)された場合に懸念されること、ご心配なことはありませんか?」
お客様「サイズはどうなの? うち、場所がないから幅が大きいのは置けないんだよね」
営業「でしたらこちらの商品Aは従来機種比30%小型化しています。価格もお手頃です」
お客様「へぇ、いいね。じゃあ見積もり出してみてくれる?」
営業「ありがとうございます」
お客様「サイズはどうなの? うち、場所がないから幅が大きいのは置けないんだよね」
営業「でしたらこちらの商品Aは従来機種比30%小型化しています。価格もお手頃です」
お客様「へぇ、いいね。じゃあ見積もり出してみてくれる?」
営業「ありがとうございます」
問いかけで「サイズが小さいものがほしい」というニーズ(下線)を聞き出し、適切な商品を紹介したことで、うまく見積もりまで進めることはできました。「商品を売る」という意味では、これでいいかもしれません。しかし、キーエンス流では残念ながらこれでは不十分。「相手の課題を把握した」ことにはならないからです。
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