全日本空輸社長の井上慎一氏は、本田宗一郎と出光佐三に共鳴している。両者に共通するのは「ビジネスは利他のためにある」と考え、社員を大事にすること。その結果、社員が自由闊達に動く。社員のポテンシャルを引き出すのが、すごく上手な経営者だったと語る。井上氏は自らを「シープドッグ」と呼び、間違った方向に行かないように後ろから言いながら、社員のポテンシャルを引き出すことを考えているという。「プラスのモチベーションを上げていって、それを渦にして、変革の流れを作っていきたい」。楠木建氏が「人間観が明るい」という井上氏の見方はどのように育まれたのか、その素顔に迫る後編。
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