機械にはまねできない「手作業」で35年
「風雅巻き」は1枚の海苔の上に7つの豆を並べるところから、一つ一つ人の手によって巻かれている。「質のいい海苔ほど割れやすい」という繊細な作業は、食感に関わる商品の生命線そのもの。作業工程は門外不出、撮影はNGだが、7月下旬、熊本市内にある工場を特別に取材させてもらった。
温度と湿度が管理された工場で約20人の工員が手際よく「巻き」の作業にあたっている。その工場内で、最後の焼きから包装まで製品に仕上げ梱包されていく。15~20分間で100本、1日4万本、1カ月当たり90万本を製造している。天然ものの海苔は時期によって仕上がりが異なるため、室温と湿度を微調整しながら「手巻き」に適した工場環境を整えているという。専用工場はここを含め熊本県内に計5カ所、計100人超のスタッフが風雅巻きづくりに携わっている。
「開発した当初から、この商品は機械を使わず、手で作ると決めてここまできました。人間の絶妙な力加減だからこそ実現できた。うちだけにしかできないものです」と風雅の創業者で相談役の塚田強男さん(80)はいう。
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