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事件性のない私生活の問題で「仕事を奪う」のはやりすぎだ
たしかに芸能人や政治家の不倫報道は、週刊誌にとっては鉄板のネタ。視聴率や部数が伸びる期待もあるから、各種メディアも微に入り細を穿って報じます。そこにまたSNSも群がるものだから、一度やり玉にあがったら最後、しばらくは人の噂から逃れられないのが不倫当事者の運命ですよね……。
ではなぜ、日本人は“不倫ネタ”が好きなのか。「不倫」とは読んで字のごとく「倫理に反すること」。だから世論も「けしからん!」と声高に非難します。だけど「倫理」はその時代や国によっても変わるものです。
そもそも現代の日本では「不倫(不貞行為)」自体は犯罪行為ではありません。つまり不倫が発覚しても刑事事件にはなりません(ただ配偶者は不倫を犯した側に慰謝料を請求できます)。にもかかわらず、報道に接する多くの人々は、不倫とは「その人のキャリアを中断させるに値する罪」だと思っている。これってつまり倫理観でも法概念でもなく、人々の嫌悪感と好奇心の問題なんですよ。
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(構成=三浦愛美 写真=時事通信フォト)


